本物を伝える!「チキン南蛮党」

本物を伝える!「チキン南蛮党」

チキン南蛮党は、「チキン南蛮発祥のまち延岡」を全国にPRし、延岡をゲンキにすることを目的とした市民有志によるまちおこし団体で、2009年に結成。
「7月8日」を「チキン南蛮の日」と制定し、食べ歩き企画やグルメイベント全国大会への出展といった様々な活動を通して、延岡発祥の郷土料理を全国に広めました。
2013年の「Yahoo!ご当地メシ決定戦」では全国制覇を、また三省堂の国語辞典にチキン南蛮が掲載されるなど、うれしい成果を着実にあげています。
今回はそんなチキン南蛮党の党首、永野時彦さんにお話を伺いました。

Q.チキン南蛮党の活動を教えて下さい

普段はご当地グルメの団体などで、イベントに出展したり、延岡のPRをしたりしています。

7月8日には「チキン南蛮の日」ということで、イオンでイベントをしたり、
チキン南蛮党という「党」なので、選挙カーをつくって延岡市内を選挙同然にアピールして走ってみたりしました。
選挙カーは最初市民のみなさんも驚いていましたが、家の中から「きゃー」といいながら手をふって楽しんでくれていました。
私自身がはまって2年連続やりました。
でも3年目もやろうとしたら警察から、参院選とかぶるということもあり、紛らわしいからやめてくれといわれてしまいました 笑

「大人が本気で馬鹿をやる」というコンセプトに、自分たちも楽しみながら発信していくことを大事にしています。

Q.チキン南蛮党が伝えたいことはどういったことでしょうか?

歴史あるチキン南蛮を正しく伝えていくということを大事にしています。
「宮崎以外で食べるチキン南蛮の9割以上は全て偽物で、全国の人はそれを「チキン南蛮」だと思い込んで、おいしいっていって食べてる。
それを、どうにかして変えていかなきゃいけないという思いです。
宮崎出身の人が県外に出すお店は本物を出しているので、そこを軸に正しく広げていかないとなと思っている。

Q.全国でいろんなチキン南蛮が出ていますが、昔からのチキン南蛮が一番ですか?

進化はいいと思いますが、ベースをおさえての進化でないと、ベースが出来ていない進化は「進化」とは言わない。
いろんなオリジナルのチキン南蛮があっていいと思います。
例えば延岡にはわかりやすい黒のチキン南蛮がありますが、それはお店のオリジナルなんですよ。他店との差別。でもそれは、しっかりとしたベースと技術があってこそ。
消費者からは進化も求めれてるとこもあるので、そこのバランスは難しいと思っている。

大事なのは調理の順序なんです。
下味つけたものに、小麦粉つけて、生卵を潜らせて、揚げて、甘酢につける。この流れが絶対に譲れない部分。
ロンドンの亭主が考えたレシピというのが、大きな流れなので、そこを崩してはいけないというのが我々の考えです。
我々とコラボしたいというお話もたくさんいただいているのですが、調理法が違う場合はお断りしています。
そこをちゃんとやってくれないのならば、お墨付きは与えられないんです。

今後の活動は?

チキン南蛮はもっと広まっていくと思ってます。外国人の方々も延岡にたくさん訪れてます。
チキン南蛮党としてはミャンマーまで行って、現地で広める活動もしています。
でも、そのおかげで現地でも気にいって頂き、メニューに取り入れたいと言ってもらいました。今でも味のクオリティが保たれています。

ミャンマーへ行った様子もすべて撮影して60分のドキュメンタリーにまとめたものをイベントで放映したりしています。テレビでも取り上げられるほどになりました。
日本だけでなく、世界に本物のチキン南蛮をもっと発信していれけばと思います。

延岡発祥チキン南蛮党
TEL:0982-34-7833
(延岡市観光戦略課内)
[ウェブサイト] http://nanbantry.jp/
[フェイスブック] https://www.facebook.com/nanbantry

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