<東京・渋谷>ジューシーさを生かすシンプルな味!日南風チキン南蛮 たもいやんせ
2001年9月渋谷にオープン。店名になっている「たもいやんせ」とは、宮崎の方言で「召し上がれ」という意味。
美味しい宮崎料理を提供したい!というこだわりは、鶏などの食材を宮崎の生産者から直接仕入れるほど。
温かみのある店内は、いつもお客さんで溢れています。
■宮崎の美味しさを伝えたい!
ーお店のオープンのきっかけは?
社長が宮崎の文化や風土を食事を通じて東京の人に伝えたい、という想いで始めました。
社長は宮崎出身なんですけど、高校中退して東京に出てきて、
フレンチレストランや洋食店で料理の修行をしていたんです。
その後、いろんなお店での経験を積んで2001年に「たもいやんせ」をオープンしたそうです。
渋谷店の他に新宿店もあるんですが、新宿店ももうオープンから8年くらい経ちます。
ーやはりお店の一番の売りはチキン南蛮?
いや、実はチキン南蛮ではないんですよ。(笑)
一番人気はチキン南蛮なんですけど、うちの売りはもも焼きなんです。
日南はカツオが有名なんで、カツオ料理もおすすめです。
宮崎から空輸で仕入れた生のカツオを使っています。
看板メニューはいっぱいあるんですけど、一番よく出るのはチキン南蛮なんですよね。(笑)
■ジューシーさを引き立てるため、あえてシンプルさを追求したチキン南蛮!
ーチキン南蛮の人気の秘密は?
どの世代にも知られていて、食べやすいからですかね?
ごはんにもお酒にも合うのが理由と思います。
ディナーのときだけでなくランチもやってるんですけど、ランチでもチキン南蛮は大人気ですね!
ー「たもいやんせ」のチキン南蛮のこだわりのポイントは?
日南風のチキン南蛮って言ってるんですけど、シンプルな味付けになっています。
鶏につける下味は塩胡椒だけなんです。
あとは卵と片栗粉で衣をつけて揚げるだけ。
甘酢は、砂糖と酢だけでシンプルに仕上げています。
シンプルなのが日南風の特徴ですね。
あとはうちのチキン南蛮は、カットを大きくしてボリュームあるどーんとした感じに仕上げています。
夜のメニューだったら1人前約300グラムもあるんです!
カットが大きいからと言って、火を入れすぎると硬くなってジューシーさがなくなってしまいます。
なので、2回に分けて揚げて余熱で火を入れる感じ。
そうすることで、鶏肉のジューシーさが出てくるんです。
揚げ方にもこだわっていますね!
ータルタルソースへのこだわりもあるんですか?
タルタルソースには特別なものは入れてるわけではないんですけど、野菜のカットの大きさにはこだわっています。
玉ねぎのシャキシャキ感が残るよう、小さくなりすぎないようにしています。
灰汁抜きはしっかりして、余計な水分は入れないことも大事ですね!
あとは、甘酢になじむようタルタルソースにもレモンなどで酸味を入れています。
ーお家でチキン南蛮を作るときのワンポイントアドバイスは?
うちのチキン南蛮のこだわりと一緒なんですけど、胸肉じゃなくてもも肉を使って、ジューシーに仕上げるために二度揚げすることをおすすめします!
ボリュームが出るよう、鶏肉はぜひ大きめにカットして揚げてほしいですね。
二度揚げするときは、油で火を通すというより、余熱で火を通すのがコツです。
ー他のお店でおすすめのお店はありますか?
「ジャガジャガ」さんはおすすめですね。
社長の後輩の店なんですけど、和食の職人がされているお店です。
日南出身の方なんですけど、うちとはまた違う醤油ベースの下味で、
美味しくて印象に残っています!
[ジャガジャガ]
https://tabelog.com/tokyo/A1303/A130301/13122906/
たもいやんせ
住所:東京都渋谷区神泉町10-10神泉ビル1F
TEL:03-3461-4333
[ウェブサイト] http://tamoiyanse.com/